

過去10年分のデータですが、2002年は新潟代替開催なので、お間違いのないように。
まず過去10年、スプリント戦なので当たり前ですが、全て前半3Fが後半3Fを上回っています。中でも、前半3Fが後半3Fを1秒以上上回る前傾ラップは過去10年で8度、2度の内、1度は新潟開催なので、中山1200では、9レース中8度がハイペースということになります。これは中山外回りの形態、下り坂スタートで、3角が緩くペースが早くなりやすい上に、直線に上り坂があると言う特徴通りの傾向と言えるでしょう。ちなみに前哨戦のセントウルは平均ラップになりやすいコース形態と言うことで、本番と直結しにくい理由がこの辺にあるのではと考えています。
では、まず気になる所から。
○道悪になれば逃げ馬が勝つ
→ヘッドライナー、ローレルゲレイロ、ウエスタンビーナス
まあこれはゲートが開いてみないと分かりませんが、10レース中3度の道悪での競馬はカルストンライトオ、アストンマーチャン、ダイタクヤマトが逃げ切り勝ちを収めています。いずれも1番人気では無い馬での勝利なので。やはり、馬場が重くなると、他の馬も追走に脚を使わされてしまい、下り坂のところで行き切って貯金を作った馬が逃げ切ってしまうと言うことでしょう。今年は雨が降りそうで、道悪になった場合は要注意。
○全体的に7枠が優勢
2年連続で7枠の勝利、7枠の勝利が4度で最多。人気馬が入るケースが多いので、一概には言えないが。
×セントウルS勝ち馬は不振
→ダッシャーゴーゴー
(1.1.0.8)と実に惨憺たる結果。しかも、唯一の1勝はビリーヴで、この時は新潟開催。ラップ的にも平均に近い感じで、セントウルSよりミドル寄りだったこともあったか。それを除く阪神1200→中山1200だと、サンアディユの2着が最高で、後は馬券にも絡まない。
○同レース好成績馬の再度好走が多い
→ローレルゲレイロ、ビービーガルダン、キンシャサノキセキ
まず3年連続連対のデュランダルを筆頭に、99年に掛るがアグネスワールドの2年連続2着、ブラックホークの1着→3着。2年連続複勝圏内なのが、ビービーガルダン、年はまたぐがアドマイヤマックスが3着2回。連覇は創設以来サクラバクシンオーしかいないものの、90年代から連続好走馬が多いレースで、特殊なコース形態から、地力よりも適性面での影響が大きいかも。
血統面からの分析です。
○ダンジグ系が安定して上位に。
→ビービーガルダン、グリーンバーディー
2,3着の同馬ビービーガルダンを含めて、メジロダーリング、アグネスワールドの2着がある。母父ダンジグのビリーヴが中山1200の方でも2着。安定感はあるが、勝ち切れないのが気がかりか。ビービーの今年はどうか。
○ND系×ND系配合が3年連続連対中
→ローレルゲレイロ、グリーンバーディー
昨年ローレルゲレイロ、一昨年スリープレスナイトの1着、3年前サンアディユの2着と、3年連続連対中、2年連続勝利中。今年も地力上位の2頭が出走。ゲレイロはリファール×カーリアン、香港馬グリーンバーディーはダンジグ×ラストタイクーンでどちらかと言うとグリーンバーディーの方がパワー型スピード血統の印象。どちらも本番向きなのは確か。
×サクラバクシンオー産駒は意外と不振
→サンダルフォン、ダッシャーゴーゴー、ヘッドライナー
中山1200mでのスプリンターズSで3着までに入った馬がカノヤザクラしかいない。主力級が揃わないことはあったにせよ、シーイズトウショウ辺りでも結構惨敗しているので注意。単純に高速馬場が得意とかだけではなかなか通用しない。
posted by カタストロフィ at 21:48|
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過去重賞データ
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