12.5 - 11.9 - 13.1 - 13.5 - 13.6 - 12.8 - 11.8 - 11.4 - 11.5
超スローからの3F戦だけど、ラス1少し落として時計平凡。かなり残念な一戦ですね。展開的には逃げ先行馬圧倒的有利。1分5秒台の超スローペースからの3F戦の内容なら、せめてラスト2F目が速いか、ラストまで伸ばしてくるかのどちらかが欲しかった。レベル的には平凡と言わざるを得ませんね。
1着マイネルギブソンは父タニノギムレット母マイネメリアン(父パントレセレブル)産駒。好スタートから馬なりで先行争いに、外の馬に合わせてコーナーワークでハナを取り切ったが、少し掛り気味。3〜4角でも最内馬なりで楽にリードを保ち直線。1馬身半ほどリードを持って粘り込み、残り200からロビンフットが迫ってくるが、しっかり半馬身残しての勝利となった。まあ、序盤のペースはアホすぎますよね。2角から急激に緩めた割に極端に馬群が凝縮せず、リードを許してしまった。先行勢の騎手が無能すぎます。3〜4角で外目から動くとしんどくなるので、そこまでにいかに有利なポジションを取れるかが問題なんですが、これはなかなかに酷い。クィーンスプマンテのエリ女の時もそうだけど、勝った馬や騎手はしっかり自分の競馬をしただけですけどね。ただ、レースレベル的な評価はかなり難しい。超スローから3〜4角でじんわり加速していて瞬発力レースと言うほどでもなければ、ラストも少し落としている。その速さも平凡となると、高い評価はしづらいかな。勝ち馬に罪は無いけど、レース内容は残念でした。
2着ロビンフットはまずまずのスタートから押して先行策。最終的に好位での競馬。3角からじんわりと外目を通して押し上げる。4角でかなり激しく押されて直線。最後は半馬身差まで詰め寄ったものの2着に屈した。3角から上がっていったと言っても、レース自体は3F戦だし、緩いペースの3角前から順々に加速していた。4角には2番手にたって内目を通していたし、そんなにロスは無かったように思う。最後伸びなかったのは恐らく切れが足りなかったからで、自身の脚は使えているのでは。敗因は緩みすぎて切れ勝負になってしまったからでしょうね。ラスト2Fが平坦で届かないと言うケースはクローバー賞と同じ。今回は相手に恵まれたのもあるでしょうね。中距離でもタフなレース経験が無いので、そこで持ち味が出せるかがポイントでしょうね。切れに関してはかなり見劣ると思うので、こういうケースだと届かない競馬が続きそうです。
3着ギリギリヒーローは出負けして、騎手がバランスを崩し後方からの競馬。2角出口でも少し不利を受けたようで、鞍上が邪魔をしている印象。3〜4角で馬群の中目から外に持ち出して直線。4馬身強はあった逃げ馬の差。そこから鋭い脚で突っ込んできて、残り200mぐらいで一気に差を詰めて1馬身差程に。それでも前には2頭いての3着と言う内容。とりあえず騎手替えれ。話はそれからだ。前半で出負けしたのは良いにしても、バランス崩して立ち上がってふらふら。2角過ぎでも前の馬に詰まって下がってしまう。勝負どころまでの位置取りで完全に負けているので、よく勝負圏内まで食い込んできたなと言うレース内容。運転のうまい騎手が乗れば、全然違ってくると思います。直線のパフォーマンスは加速さえつけば素晴らしい切れを持っていることを証明したので、重賞でも条件が揃えば狙えると思います。とにかく騎手を変えましょう。
4着マーベラスカイザーはやや出負けして中団での競馬。3角で外から押し上げるも4角で少し離されて直線。直線では伸びずばてず、4着に踏ん張ったという内容。今回はペースが緩すぎて持ち味を出せなかったかな、と言う内容ですね。速い脚を持っていないことが分かったと言う点では馬券的には扱いやすくなったかと。上位3頭とはスローの決め手勝負で大きな差を感じます。
5着エルヘイローは出負けして中団からの競馬。3〜4角で外目から中目に、必死で追走し直線。最後は伸び切れないまま5着。地方馬としては悪くない競馬ですね。序盤もう少し良い位置につけていればと言う感じ。それでも上位とは差がありますね。マーべラスとはこの条件でそこまでの差は感じません。
7着ヴェイロンは出負けして無理に押さず、後方からの競馬。向こう正面から押されだすが意味無く、3〜4角大外で押されるも反応無く直線。最後も全く伸びずの完敗7着。とりあえず、洋芝が合わないんじゃないですかね。このスローで追走に苦労したと言う点からも。前走も決してスピードは見せなかったけど、加速がついてからは良かったのに、今回はそれも無かった。運転が上手いが馬を動かせない騎手よりは、多少運転が下手でも動かせる岩田や内田の方が合うのかも。ここまでの敗戦はちょっと謎です。

