12.1 - 10.5 - 11.2 - 11.6 - 11.9 - 12.2
前半3Fが33.8と、中山1200mらしい前傾ラップになっている。馬場状態を考えれば、どの位置からでも実力を出しやすいラップで、比較的信用できそう。時計自体は1:09.5とまずまず早いけど、時計をラップ的にも伸ばす余地は残していないので、評価は並と言ったところ。前日の新馬より早いけど、ラップ的には前日の方が余裕があるので。
1着ツクババレーは父ジャングルポケット母ウェディングバレー(父Peaks and Valleys)産駒。出遅れて最後方からの競馬。3〜4角で最内から大外に持ち出して直線。大外から良い脚で伸びてきて、一気に差し切る。競馬ぶりは実に圧巻ではあるが、3角までハイペースの中、自分のペースで走れたこと、途中までは内を通って押し上げておいて、4角で外にまわす競馬で、そこまで大きなロスとは言えないこと、最後に12.2のところで脚色が鈍っている点からも、余裕はあまり無い。なので、凄い勝ち方だが、展開不向きで勝ったと言えるほどのレベルでは無い。それでも勝ち時計と内容からは標準より上のパフォーマンスを見せているのは確か。次走どこまでやれるかしっかり見ておきたい。過剰人気なら消すのも手だと思うし、まずは連下〜3着ヒモ候補かな。
2着メイショウエデンは出負けして中団からの競馬だが、外からハイペースの中押し上げていく。3角では外目の好位まで押し上げていて、4角で先頭に立ち直線。抜けだしにかかるが外から凄い脚でツクババレーに差し切られる。それでも最後まで抵抗できていて、しっかりと2着を確保した。太一じゃなければ勝ってるでしょ。出負けして、押し上げたのが10.5-11.2とこのレースで一番速いところ。そんで3角外から押し上げていって後続の目標。これじゃあ強い馬でも勝てんわな。鞍上変わって五分に出れれば割とすぐ勝ちあがれるでしょう。小島太厩舎に入ってしまったのが残念な馬ですね。太一のおもちゃじゃないんだから。ここでは勝ち馬に匹敵する競馬の仕方ですね。
3着ノンパッサーレはまずまずのスタートから押されるも追走できず中団からの競馬。3〜4角外目で追走して直線。直線入り口でも伸びてきていたが、最後までしぶとく食らいついての3着。レース運びは比較的スムーズで、3〜4角のロスがあった程度だが、無理はしていない。上位2頭とは差を感じますね。前傾ラップで2kg減の恩恵もあった3着かと。次走も勝ち負けまでは厳しいんじゃないですかね。相手と展開次第ですが。
4着エクスペクトはやや出負けして追走するも中団での競馬に。3〜4角最から中目を通して直線。直線半ばでは伸び切れなかったが、坂ぐらいでもばてずに食い下がってくる。それでもラストは脚色を鈍らせて5着馬に迫られての4着になった。ロスの無い競馬で、最後少し伸びを欠いた。物足りない内容ですね。ノンパッサーレとも少し差を感じます。嵌ってこれだとえ馬券圏内は厳しいでしょう。
5着エーシンビッグガンは五分のスタートから押していくものの追走に苦労して後方まで下げてしまう。3〜4角も最内から外目を通して必死に押されて直線。直線入り口ではそこそこ伸びてきたものの、外からツクババレーに交わされると、鞍上が強く追うのをやめて5着。4着馬とはその辺の差もあったかな。最後まで追えよとは思うが馬券圏内は無理だっただろうから仕方ない。今回は先行出来なかったのが辛かったですね。4着馬との差は無いとみて良いです。でもある程度恵まれないと次走馬券圏内はどうかな〜
9着シルバートップは好スタートから押してハナを取り切るがノアフェアリーに絡まれてハイペースを演出。3角ではさらにメイショウエデンに捲られて息を入れられずに直線。直線では鞍上がほとんど追わずに失速。9着に終わった。いくら手ごたえ無くても、直線入り口ぐらいは必死で終え馬鹿負春。まあそれは置いといても、どっちみち馬券圏内は無理でしたね。ハイペースで終始つつかれ、ハイペースなのに4角で団子になると言う、逃げ馬にはもっとも苦しい展開。ここで直線入り口まで見せ場があったのは評価出来ると思います。今回は展開面での敗因が大きいですね。次走すんなり逃げられて、自分のペースで走れれば、ある程度は巻き返せるかも。ただ2走して終い共に甘かったのは改善出来てないので、せいぜい3着ヒモぐらいが妥当だとは思いますが。

