6枠12番ドリームジャーニー。昨年の主役の1頭だった馬が、今年は脇役に甘んじている。グランプリ3連覇がかかった宝塚でも完敗、GIIでも取りこぼしが目立つ。しかし、有馬記念といえば復活の舞台。華麗な4コーナーの捲りを見せることができるか。
◎良いところ
・グランプリハンターはやはり中山で安定
今年もオールカマーではシンゲンに届かなかったものの、しっかり僅差2着に食い込む。今年の連対例は実はこれだけだが、やはり中山が良い。
・昨年の有馬記念は圧巻
ブエナビスタとは半馬身差だったが、3着をしっかり突き放した内容で、相当に評価できる。時計も優秀。この舞台を考えれば、今年の成績が不調でも、評価を落としたくない要素だろう。
・ようやく斤量が57kg
58kgでは宝塚で勝っているとはいえ、馬体が大きくない馬だけに、57kgで走れるのは良い要素。今年の不調は宝塚以外59kgというのも響いているか。
△微妙なところ
・3か月の間隔明け
脚部不安で3か月の間隔明けを考えると、一応順調に使えていた昨年と比較すると、やはり評価を下げる要因にはなってくるだろう。
・今年はやはり少し足りない
前述の斤量のせいもあるだろうが、宝塚記念では本来もう少し上位に来なければいけない展開だったが、伸びきれなかった。オールカマーでも相手を考えれば、取りこぼしたくない内容。大阪杯では明らかな格下に完敗。強調は出来ない。
・昨年の有馬はブエナ以外のメンバーのレベルに疑問
千切ったとはいえ、3着以下はエアシェイディやフォゲッタブル、マイネルキッツ、セイウンワンダー、マツリダゴッホ…中途半端な馬や全盛期を終えた馬ばかりで、今回は相手が大幅に強化となる。その辺がどうか。

