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2011年05月05日

ヒルノダムールが、じっと動かず直線で会心の伸び!@天皇賞(春)(GI)レース回顧

天皇賞(春)(GI) 京都芝外3200mヤ
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13.2 - 11.7 - 12.9 - 13.0 - 13.4 - 12.5 - 12.9 - 12.6 - 13.9 - 12.6 - 12.0 - 12.2 - 11.7 - 11.4 - 12.1 - 12.5


前半が超スローだが、ラップが緩んだというよりは一定してスローだったという感じ。スタンド前でこのスローを嫌ってコスモヘレノスがハナに行ったときに少しペースが早くなったが、そこまで極端ではない。その後しばらくペースが早いまま1〜2角。このそこそこ早い所でトゥザは脚を使ってハナを奪ってしまった。それを四位は嫌ったのか、2角過ぎで極端に13.9と緩めたところに見事にナムラクレセント和田が呼んでハナを奪う。ここからは全く緩まずの一貫したロンスパ戦と、完全なステイヤーの為のレースと言えそう。


1着ヒルノダムールは、五分のスタートからじわっと押して様子を見ながら好位で進める。序盤に若干掛かりそうになるが、上手く抑える。一周目の3〜4角では馬群の中で最内ゆったりと運ぶ。1角過ぎでペースが上がって縦長になり、外からの押し上げに相対的に中団まで下げることに。2角過ぎで更にナムラがペースを上げ、最内にできたスペースをしっかり追走していく。3〜4角で最内を楽な手ごたえで追走し、出口で仕掛けて6番手5馬身ほどで直線。序盤で内目から仕掛けると一気に伸びて3番手に上がる。L1でしっかり中から突き抜けると外からエイシンフラッシュの強襲を受けるが、最後までしぶとく寄せ付けずに退けてのGI初戴冠となった。これはもう藤田騎手を讃えるしかないでしょうね。前半のスローで脚を使わずいいポジションにつけ、緩急のついた流れにも乗せられずに内で自分の競馬をして徐々に加速して行った。3〜4角でもロスなく立ちまわって直線ズドン。理想的な競馬でしたね。3200mを綺麗に走り切りました。展開面で恩恵があったのは確かですが、6Fのタフなロンスパ戦で結果を出してきたのは、エイシン2着もそうですが、去年の皐月賞の2着馬というのも納得の内容ですね。強い競馬でした。しかしヒルノダムールとエイシンフラッシュはいいライバル関係になりそうですね。このまま何度も戦って名物と化してほしい。


2着エイシンフラッシュはまずまずのスタートから、内の出方を見ながらじわっと下げて中団で競馬。序盤から、やっぱり少し掛かってしまい、抑え気味に進める。何とか馬の中に入れたいところだが、終始外外を追走で折り合い切れない。2角過ぎでナムラが仕掛けてペースが上がり、ここで順位を上げそうになるが抑え込んで中団のまま。3〜4角で馬群の中目を追走し、出口で馬群を割って押し上げて行き、中団外で直線。序盤でペルーサやローズキングダムを置き去りにして鋭く伸びてくる。L1差し切るかというところを、ロスなく立ちまわったヒルノダムールの伸びに屈しての2着。負けはしたけど強いダービー馬が帰ってきましたね。折り合いもかなり際どい所でしたが、何とか抑え込んだ。勝負どころでワンテンポ遅らせた分、最後の伸びにつながったと思いますし、4角〜直線序盤の決め脚の凄さはゾクっとしました。持ち味は抜群の瞬発力と切れであることは間違いないと思うのですが、このハイレベルのロンスパ戦でしっかり横綱競馬が出来たという点は評価を更に高める必要がありそうです。やはり今年の4歳のレベルはかなり高い。


3着ナムラクレセントは出負けしてまさかの競馬。早い段階でおっつけて前目に取りつこうとするが、内枠なので難しく中団まで。行き脚をつけた分、スローも相まって序盤は折り合いを欠く競馬に。正面スタンドの最初のペースアップでは動かず、2角出口で外に出すと、ここでじわっと押し上げに掛かる。ここでペースがガクンと落ちたのを確認した和田が、一気に仕掛けてハナを奪う。そして、レースはここからは緩まない完全なロングスパート戦となった。そのままのスピードでハナを譲らず3〜4角を最内で立ち回って1馬身半差先頭で直線。序盤でマイネルキッツを寄せ付けずに2馬身差を保っていたが、L1で強い4歳2頭にかわされた。それでも単独3番手はしっかりと確保し、強さを見せた。まあ菊花賞好走馬なので当たり前ですけど、自分の想像以上にコテコテのステイヤーかもしれませんね。ステイヤーレースのラップとなった阪神大賞典で完勝したそのままのパフォーマンスをここでも見せられました。出遅れずに序盤掛かるロスがなければもっと…と思わせるだけの内容でしたね。ロンスパ戦になれば今後も出番はありそうです。去年の宝塚記念では惨敗しているんだけど、今年の出来なら面白そう。


4着マカニビスティーは五分のスタートから無理せず中団ぐらいで競馬。折り合いに全く苦労せずに内内で進める。スタンド前のペースアップで相対的にポジションを下げて後方。2角過ぎのペースアップで最内、丁度ヒルノダムールの後ろを追走していたが、ここで反応が悪くポジションを下げる。3〜4角でも最内を立ち回って中団で直線。追われると内からジリジリ伸びてくる。L1でもそのままジリジリ伸びるが、ナムラには届きそうもない4着だった。う〜ん、上がりの掛かるロンスパ戦が良かったんでしょうね。阪神大賞典でも決して悪くない競馬をしていましたし。ただ、今回はこの展開面でつぶれた有力馬が多かったので、着順が上に来たなあという印象であって、今後これ以上を望むのは酷だと思います。長距離重賞を転戦すれば、どこかでチャンスはあるかも。


5着トウカイトリックは好スタートからじわっと押すも、ダッシュがつかずに後方グループの後ろまで下がる。ほぼ最後方で終始進める。3〜4角で最内から内目を追走し、後方で直線。序盤で内目に切り替えジリジリ伸びる。L1でもジリジリばてずに伸びてきたが掲示板争いを制するまでとなった。この馬がスピードについていけない中で5着にきているのがこのレースの本質で、勝負に参加していない馬が勝負に行って強い競馬をした馬には負けて、勝負に行って潰された馬に先着するという内容。4〜5着は評価出来る競馬をしていないんですよね。今回これほど有力馬が潰れてしまうほどにタフな展開だったと言えます。トウカイ自身の持ち味であるタフさは活かせましたが、それだけでは厳しいですからね。上位とは完全な力負けです。ただ、年齢を考えるとよく頑張っていますよね。


8着ペルーサは五分のスタートから押して先行争いに顔を出し、3番手で競馬。道中少し掛かり気味で何度か口を割るが、他の馬とそう変わらない。1〜2角でポジションを落として好位。2角過ぎで抑えようとしたところにナムラが一気にペースを上げる。ここでペースアップせずにゆったり中団。3〜4角で内目から押して追走し、中団で直線。直線序盤で外に出したいが、エイシンフラッシュが壁になる。しかし、関係なく脚色が微妙。L1でも外から伸びきれずになだれ込むだけの8着完敗。序盤に脚を使ったってのはドスローだしそんなに影響ないかな。う〜ん、この敗戦は何が原因なのか。掛かったのも多少はあると思うけど、本質的に距離が長かったのか、ロンスパ戦がダメなのか。ちょっと判断が難しい所ですね。人気先行型なので、次走の人気を見たいところではありますが、基本的には買いづらいような。


11着ローズキングダムはまずまずのスタートからじわっと下げようとするが、窮屈になってスローなので、やはり掛かってしまう。スタンド前で首を上げて折り合いに難を見せる。2角過ぎのナムラのペースアップも追随せずに好位で競馬。3角ですっと動いて外から3番手。4角で仕掛けて5馬身差5番手ぐらいで直線。序盤で既に脚を残しておらず、ずるずる下がって11着の惨敗となった。まあ折り合いを欠いていたのが一点。それでも、他の馬も折り合いは欠いていたので、大きな敗因では無いでしょう。ワンテンポ遅らせて仕掛けても4角で手応えがあやしかったように、ロンスパ戦は向いていないような気がしますね。京都の外周りは本質的に得意では無いような気がします。軽い馬場ならともかく、タフな馬場では。展開も極端でしたし、この馬にとって望ましい展開とは真逆だったと見る方がいいかな。


13着トゥザグローリーはまずまずのスタートから抑え込もうとするが、なかなか折り合えずに先行策。ゆったり進む流れの中で、折り合いに苦労しながらスタンド前。抑え込めずにじわっと前目に。あきらめて四位が早い流れの中で押し上げてしまう。2角過ぎで緩めようとしたところに、間髪いれずにナムラが仕掛けてハナを奪われる。ここでは仕掛けないで好位での競馬にせよ、ペースアップで息を入れることが出来ない。3角で最内から仕掛けられるがいつもの切れがない。追走に苦労して4角でも押して押して3〜4馬身差3番手で直線。直線序盤で早々に脚色を悪くすると、後はバタバタとした感じとなり、そのまま下がっていった。テン乗りで3200mは厳しいでしょうね。しかも、ポジションを上げたところが比較的ラップの早い所で、ラップの落とし方が急すぎて、ナムラの押し上げを簡単に許してしまったりと、かなり流れに逆らった競馬をしていますし、この競馬で勝てるほど相手も弱くないです。今回は騎乗ミスと馬の性格や適性などすべてひっくるめての惨敗でしょうね。



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いよいよ日本ダービーへ向けて、クラシック路線が本格化。桜花賞から始まり、
今年は皐月賞が東京開催。混戦だけに、色々な情報が必要かとも思われます。
古馬路線では、層の厚い4歳馬が快進撃。3歳春の主役から、秋以降の成長を
見せた馬が多数。現在の力関係がどうなっているのか、色々な情報が必要でし
ょう。春のGI戦線を一歩有利に。

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posted by カタストロフィ at 15:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 重賞レース回顧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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