アスカトップレディ 53.0
アースシンボル 52.0
イタリアンレッド 53.0
コンカラン 50.0
セラフィックロンプ 56.0
ディアアレトゥーサ 55.0
フミノイマージン 55.0
プロヴィナージュ 56.0
ブロードストリート 56.0
ポルカマズルカ 52.0
マイネプリンセス 51.0
モーニングフェイス 51.0
ラフォルジュルネ 54.0
ロイヤルネックレス 52.0
トップハンデ馬が不調で、軽ハンデ馬が強い典型的なレース。牝馬に阪神2000mという過酷なコースだと、斤量が大きく左右されるということかも。
中心はフミノイマージンだ。中山牝馬Sでは大波乱の主役と言っても過言ではない番狂わせの2着。鋭くしぶとく外から伸びてきて上がり最速34.2は誰もが驚いたことでしょう。フロック視され、9番人気で挑んだ福島牝馬Sでまたも穴をあけ、今度はしっかり勝ちきった。2着にも中山牝馬S3着馬コスモネモシンが入っており、これでフロックではないということが証明された。前走金鯱賞では不良馬場でタフな競馬になり、上位とは離されたが、それでも牡馬の強敵相手に6着なら大健闘といえそう。今までの傾向からも、阪神内回りがキーになりそうではあるが、今の勢いなら克服できるか。
相手筆頭は阪神牝馬S4着で復調のきっかけを掴んだかプロヴィナージュ。阪神芝2000m、それも高速馬場の舞台では混合重賞で2着するほどの力を持っている馬。持ち味のスピード持続力はこの条件でこそ活きる。前走も距離こそ違えど、緩まない内回りのタフな1400mでしぶとく伸びてきた。順調さを欠いた今年の冬から立て直してきて成績も徐々に上向き。この相手なら実力的には引けを取らないはずなので、状態さえよければ当然最上位争いに加わってくるべき一頭だろう。
軽ハンデと連勝の勢いを駆るアスカトップレディが3番手扱いか。連勝はいずれも京都での内容。牝馬限定のシドニーTでは、好位からしぶとく伸びて完勝。牝馬限定ではあったが、レースレベルはそこそこ高かった。前走パールSも牝馬限定戦ではあるが、高速馬場で、中盤少し緩んでL3F11.5-11.6-11.6と大きく落とさない流れの中で、やはり好位からしぶとく抜け出し、ベストクルーズの追い込みをハナだけ退けている。高速馬場でしっかりパフォーマンスを上げてきて、キレで少し見劣ったものの、ラップ的には全く落としておらず、スピード持続戦になりそうな阪神2000m自体は悪くなさそう。ここ2走同様に先行策、好位追走でしぶとさを活かす競馬ができれば53kgもあって台頭してくる可能性大だ。
不振から脱却したいのがディアアレトゥーサだ。高速馬場の紫苑Sで勝ちきって秋花賞でのダークホース候補に浮上したように、決め手勝負向きではなく、タフさが問われる舞台に変わるのはこの馬にとって確実にプラスと言える。今年3走はいずれも持ち味を活かせない舞台と言えるし、ヴィクトリアマイルに至ってはそれ以前に距離が短くてスピード負け。中山や小回りの舞台でこその馬で、福島記念では牡馬相手にしぶとく2着。この馬も地力面で考えれば上位とは差がないはずで、今回は55kgと悪くはない斤量。相手も強敵と言える馬に適性面での不安があったり体調面での不安があったり。しっかり競馬できれば圏内だ。
3連勝の勢いを駆って混合重賞中京記念に挑んだものの跳ね返されたラフォルジュルネが牝馬限定戦で再度重賞挑戦だ。小倉での3連勝はいずれもロンスパ戦での内容で、好位〜中団ぐらいに構えてこれを差し切るあたりに良い持続力を感じる。それだけに、そういうタフさ勝負になった中京記念での惨敗は残念だったが、道悪の影響もあったかもしれないし、立て直して牝馬限定戦なら勝負になっていい馬で。過程とすれば他の上位馬に見劣るものの、他も万全といえるほどではないのでつけ入るすきはあるか。
タフなスピード勝負では面白いセラフィックロンプ。昨年のマーメイドSでも2着していて、キレを問われない舞台なら安定している。中京記念ではラフォルジュルネと同じく惨敗してしまっているが、この馬もあまり道悪を得意としているわけではないので。府中牝馬Sでテイエムオーロラ相手にキレでも見劣りしなくなっていたり、昨年の夏以降の成長が著しい馬だっただけに、復調してくればそろそろ侮れない存在だ。
低迷に沈んでいるブロードストリートに好調の岩田が騎乗でどうなるか。VMでは9着、0.6差と少しずつではあるが復調に向かっているように見える。2000m自体は悪くないのだし、高速馬場は望むところ。レッドディザイアやブエナビスタを相手にしてきた馬だけに、何とか復活にめどを立ててほしいところだ。
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