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【競馬ニュース】●L.デットーリが日本ダービーでデボネアに騎乗

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【重賞回顧】●ヴィクトリアマイル(GI)

2011年05月05日

ヒルノダムールが、じっと動かず直線で会心の伸び!@天皇賞(春)(GI)レース回顧

天皇賞(春)(GI) 京都芝外3200mヤ
2011haruten5.gif


13.2 - 11.7 - 12.9 - 13.0 - 13.4 - 12.5 - 12.9 - 12.6 - 13.9 - 12.6 - 12.0 - 12.2 - 11.7 - 11.4 - 12.1 - 12.5


前半が超スローだが、ラップが緩んだというよりは一定してスローだったという感じ。スタンド前でこのスローを嫌ってコスモヘレノスがハナに行ったときに少しペースが早くなったが、そこまで極端ではない。その後しばらくペースが早いまま1〜2角。このそこそこ早い所でトゥザは脚を使ってハナを奪ってしまった。それを四位は嫌ったのか、2角過ぎで極端に13.9と緩めたところに見事にナムラクレセント和田が呼んでハナを奪う。ここからは全く緩まずの一貫したロンスパ戦と、完全なステイヤーの為のレースと言えそう。


1着ヒルノダムールは、五分のスタートからじわっと押して様子を見ながら好位で進める。序盤に若干掛かりそうになるが、上手く抑える。一周目の3〜4角では馬群の中で最内ゆったりと運ぶ。1角過ぎでペースが上がって縦長になり、外からの押し上げに相対的に中団まで下げることに。2角過ぎで更にナムラがペースを上げ、最内にできたスペースをしっかり追走していく。3〜4角で最内を楽な手ごたえで追走し、出口で仕掛けて6番手5馬身ほどで直線。序盤で内目から仕掛けると一気に伸びて3番手に上がる。L1でしっかり中から突き抜けると外からエイシンフラッシュの強襲を受けるが、最後までしぶとく寄せ付けずに退けてのGI初戴冠となった。これはもう藤田騎手を讃えるしかないでしょうね。前半のスローで脚を使わずいいポジションにつけ、緩急のついた流れにも乗せられずに内で自分の競馬をして徐々に加速して行った。3〜4角でもロスなく立ちまわって直線ズドン。理想的な競馬でしたね。3200mを綺麗に走り切りました。展開面で恩恵があったのは確かですが、6Fのタフなロンスパ戦で結果を出してきたのは、エイシン2着もそうですが、去年の皐月賞の2着馬というのも納得の内容ですね。強い競馬でした。しかしヒルノダムールとエイシンフラッシュはいいライバル関係になりそうですね。このまま何度も戦って名物と化してほしい。


2着エイシンフラッシュはまずまずのスタートから、内の出方を見ながらじわっと下げて中団で競馬。序盤から、やっぱり少し掛かってしまい、抑え気味に進める。何とか馬の中に入れたいところだが、終始外外を追走で折り合い切れない。2角過ぎでナムラが仕掛けてペースが上がり、ここで順位を上げそうになるが抑え込んで中団のまま。3〜4角で馬群の中目を追走し、出口で馬群を割って押し上げて行き、中団外で直線。序盤でペルーサやローズキングダムを置き去りにして鋭く伸びてくる。L1差し切るかというところを、ロスなく立ちまわったヒルノダムールの伸びに屈しての2着。負けはしたけど強いダービー馬が帰ってきましたね。折り合いもかなり際どい所でしたが、何とか抑え込んだ。勝負どころでワンテンポ遅らせた分、最後の伸びにつながったと思いますし、4角〜直線序盤の決め脚の凄さはゾクっとしました。持ち味は抜群の瞬発力と切れであることは間違いないと思うのですが、このハイレベルのロンスパ戦でしっかり横綱競馬が出来たという点は評価を更に高める必要がありそうです。やはり今年の4歳のレベルはかなり高い。


3着ナムラクレセントは出負けしてまさかの競馬。早い段階でおっつけて前目に取りつこうとするが、内枠なので難しく中団まで。行き脚をつけた分、スローも相まって序盤は折り合いを欠く競馬に。正面スタンドの最初のペースアップでは動かず、2角出口で外に出すと、ここでじわっと押し上げに掛かる。ここでペースがガクンと落ちたのを確認した和田が、一気に仕掛けてハナを奪う。そして、レースはここからは緩まない完全なロングスパート戦となった。そのままのスピードでハナを譲らず3〜4角を最内で立ち回って1馬身半差先頭で直線。序盤でマイネルキッツを寄せ付けずに2馬身差を保っていたが、L1で強い4歳2頭にかわされた。それでも単独3番手はしっかりと確保し、強さを見せた。まあ菊花賞好走馬なので当たり前ですけど、自分の想像以上にコテコテのステイヤーかもしれませんね。ステイヤーレースのラップとなった阪神大賞典で完勝したそのままのパフォーマンスをここでも見せられました。出遅れずに序盤掛かるロスがなければもっと…と思わせるだけの内容でしたね。ロンスパ戦になれば今後も出番はありそうです。去年の宝塚記念では惨敗しているんだけど、今年の出来なら面白そう。


4着マカニビスティーは五分のスタートから無理せず中団ぐらいで競馬。折り合いに全く苦労せずに内内で進める。スタンド前のペースアップで相対的にポジションを下げて後方。2角過ぎのペースアップで最内、丁度ヒルノダムールの後ろを追走していたが、ここで反応が悪くポジションを下げる。3〜4角でも最内を立ち回って中団で直線。追われると内からジリジリ伸びてくる。L1でもそのままジリジリ伸びるが、ナムラには届きそうもない4着だった。う〜ん、上がりの掛かるロンスパ戦が良かったんでしょうね。阪神大賞典でも決して悪くない競馬をしていましたし。ただ、今回はこの展開面でつぶれた有力馬が多かったので、着順が上に来たなあという印象であって、今後これ以上を望むのは酷だと思います。長距離重賞を転戦すれば、どこかでチャンスはあるかも。


5着トウカイトリックは好スタートからじわっと押すも、ダッシュがつかずに後方グループの後ろまで下がる。ほぼ最後方で終始進める。3〜4角で最内から内目を追走し、後方で直線。序盤で内目に切り替えジリジリ伸びる。L1でもジリジリばてずに伸びてきたが掲示板争いを制するまでとなった。この馬がスピードについていけない中で5着にきているのがこのレースの本質で、勝負に参加していない馬が勝負に行って強い競馬をした馬には負けて、勝負に行って潰された馬に先着するという内容。4〜5着は評価出来る競馬をしていないんですよね。今回これほど有力馬が潰れてしまうほどにタフな展開だったと言えます。トウカイ自身の持ち味であるタフさは活かせましたが、それだけでは厳しいですからね。上位とは完全な力負けです。ただ、年齢を考えるとよく頑張っていますよね。


8着ペルーサは五分のスタートから押して先行争いに顔を出し、3番手で競馬。道中少し掛かり気味で何度か口を割るが、他の馬とそう変わらない。1〜2角でポジションを落として好位。2角過ぎで抑えようとしたところにナムラが一気にペースを上げる。ここでペースアップせずにゆったり中団。3〜4角で内目から押して追走し、中団で直線。直線序盤で外に出したいが、エイシンフラッシュが壁になる。しかし、関係なく脚色が微妙。L1でも外から伸びきれずになだれ込むだけの8着完敗。序盤に脚を使ったってのはドスローだしそんなに影響ないかな。う〜ん、この敗戦は何が原因なのか。掛かったのも多少はあると思うけど、本質的に距離が長かったのか、ロンスパ戦がダメなのか。ちょっと判断が難しい所ですね。人気先行型なので、次走の人気を見たいところではありますが、基本的には買いづらいような。


11着ローズキングダムはまずまずのスタートからじわっと下げようとするが、窮屈になってスローなので、やはり掛かってしまう。スタンド前で首を上げて折り合いに難を見せる。2角過ぎのナムラのペースアップも追随せずに好位で競馬。3角ですっと動いて外から3番手。4角で仕掛けて5馬身差5番手ぐらいで直線。序盤で既に脚を残しておらず、ずるずる下がって11着の惨敗となった。まあ折り合いを欠いていたのが一点。それでも、他の馬も折り合いは欠いていたので、大きな敗因では無いでしょう。ワンテンポ遅らせて仕掛けても4角で手応えがあやしかったように、ロンスパ戦は向いていないような気がしますね。京都の外周りは本質的に得意では無いような気がします。軽い馬場ならともかく、タフな馬場では。展開も極端でしたし、この馬にとって望ましい展開とは真逆だったと見る方がいいかな。


13着トゥザグローリーはまずまずのスタートから抑え込もうとするが、なかなか折り合えずに先行策。ゆったり進む流れの中で、折り合いに苦労しながらスタンド前。抑え込めずにじわっと前目に。あきらめて四位が早い流れの中で押し上げてしまう。2角過ぎで緩めようとしたところに、間髪いれずにナムラが仕掛けてハナを奪われる。ここでは仕掛けないで好位での競馬にせよ、ペースアップで息を入れることが出来ない。3角で最内から仕掛けられるがいつもの切れがない。追走に苦労して4角でも押して押して3〜4馬身差3番手で直線。直線序盤で早々に脚色を悪くすると、後はバタバタとした感じとなり、そのまま下がっていった。テン乗りで3200mは厳しいでしょうね。しかも、ポジションを上げたところが比較的ラップの早い所で、ラップの落とし方が急すぎて、ナムラの押し上げを簡単に許してしまったりと、かなり流れに逆らった競馬をしていますし、この競馬で勝てるほど相手も弱くないです。今回は騎乗ミスと馬の性格や適性などすべてひっくるめての惨敗でしょうね。



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見せた馬が多数。現在の力関係がどうなっているのか、色々な情報が必要でし
ょう。春のGI戦線を一歩有利に。

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2011年04月28日

バウンシーチューンがハイペースで一撃嵌った@フローラS(GII)レース回顧

フローラS(GII) 東京芝2000m重
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12.5 - 11.3 - 11.9 - 12.0 - 12.7 - 12.7 - 12.4 - 12.0 - 12.8 - 13.0


道中緩んだ部分もあったけど、大きな枠でみれば、前傾ラップ。この原因は、まだ騎手が馬場を把握できていなくて、探り探り走らせたらこういうペースになったとみるのが妥当かな。ただ、ペースは早かったし、当日の他の3歳戦との時計比較からも、決して優秀では無い。まあ天候の変化で馬場の変化もあったと思うし、一概には言えないけど。あと、完全に追込み有利の展開になってます。こんな馬場でハイペースL3最速なので。だから、ここで鮮やかに差しこんだからと言ってもあまり評価はできません。


1着バウンシーチューンはやや出負けしてダッシュがつかずに後方からの競馬に。中盤ではやや掛かり気味ではあるが問題ない程度。3〜4角で最内を追走して後方のままで直線。序盤で進路を外に切り替えて追い出す。L2で外からグングン伸びてくると、一気に先頭を捕えに掛かるが、L1でその手応えほど突き放せず、内のマイネソルシエールに迫られアタマ差での勝利となった。完全に嵌りましたね。悪い馬場で、前傾ラップのL3最速戦。追込み有利の展開でバテ差しですし、オークスでどうこうというような内容では無いです。ステイゴールド産駒だし、こういう道悪適性があったとみるのが妥当。距離はもう少し伸びても良さそうだけど、軽い馬場の東京だと切れ負けして、序盤の位置取りの差で勝負にならないんじゃないかな。今回は三浦が勝つパターンであるハイペースの前つぶれが見事に嵌った感じ。


2着マイネソルシエールは五分のスタートから押して追走、2角のコーナーワークで好位の内にはつける。3〜4角で最内をロスなく追走して3〜4馬身ほどの好位で直線。序盤で進路を中目に切り替えるがここでは脚色悪くポジションを下げる。L2で食らいつくと、L1でジリジリ伸びてきて2着を確保。ん〜切れ負けしたけど、L3最速だったのと、馬場が悪かったのでこの2Fで盛り返せちゃったという感じですね。ただ、このペースでそこそこ前で競馬したのに最後までばてていないという点は評価が出来るので、これは覚えておきたい。本質的には小回り向きだと思いますし、もっと積極的に先行できるようなら、母父BTだしもう少しパフォーマンスを上げてきてもおかしくないですね。ローカル2000で見てみたい。ロージズの仔だし、道悪も良かったというのはあると思います。個人的に買ってないから言い訳になっちゃうけど、15番人気と言うのは少し人気が無さ過ぎたかな。


3着ピュアブリーゼはまずまずのスタートから押して押して先行争い、4番手での競馬。折り合いも少し力んでいるかなと言う程度で3角へ。3〜4角で中目を追走して3番手2馬身ほどで直線。序盤で追い出されると、ここで2番手を窺う脚色。L2で一旦先頭にたって抜け出すが、L1で脚色鈍ってバウンシー、マイネの強襲を受けての3着となった。レースレベルの問題はありますが、このレースの中で一番強い競馬をしたのはこの馬でしょう。序盤からハイペースを追走、4角から前を射程に入れて、L3で仕掛ける。早いラップのところでしっかり勝ちに行く競馬が出来ていて、L1のばてで交わされたのはペース的には仕方ないかなと。この中では最大限評価したい馬ですね。オークスで通用するかどうかは別問題ではありますが、オークスでもこういう競馬が出来ればチャンスはあると思います。


4着ハッピーグラスはまずまずのスタートからじわっと先行、最終的に好位で競馬。折り合いがついて楽な手ごたえでしっかり追走。3〜4角で内目から中目を追走して5〜6番手、3馬身ほどの差で直線。序盤で一気に追われると伸びを見せて4番手に上がる。L2で少し脚色鈍るがそれでも前には食らいつく。しかしバウンシー、マイネにかわされ、ピュアは捕え切れずの4着。最速地点での切れは良かったですね。今回はペースが早くて序盤に少し脚を使った分もあるかもしれません。この道悪の2000をこなせたわけなので、距離は問題ないでしょうね。オークスに出られないのは残念ですが、もう少し距離があっても面白いかも。ディープ産駒ではあるけど、序盤にしっかり脚を使えていて、折り合いもしっかりというのは良い材料ですね。


5着マイネイサベルは五分のスタートから無理せず後方で進める。道中掛かっている感じで、何度かつんのめっているようにも見えた。3〜4角で中目を追走し、後方で直線。序盤に外に出して伸びてくると、L2で中団まで追い上げる。L1でも差は詰めてくるがジリジリで、5着までとなった。ん〜バテ差しタイプではないのでこんなもんですかね。力んで走っていたのか、道中つんのめってもいたので、ここまでの道悪は少し影響があったかもしれませんね。ただ、最後は伸びていたのでばてていたというわけではないですし、折り合いさえ克服できればオークスでも侮れない存在ではあると思います。


8着マヒナはやや出負けして押して追走も、ポジションを前につけられずに後方で進める。前半出された割には折り合って進める。3〜4角で外をまわして後方で直線。序盤で大外に持ち出し伸びを見せていたが、L2で脚色見劣り前を詰められず。L1でもなだれ込んでの8着。タフな馬場で長く良い脚を使うタイプではないのでこんなもんでしょう。特に悲観する必要はないと思います。が、強調できるほどのものでもないですね。要所で良い脚を使えたというほどでもないので。


11着アドマイヤセプターは好スタートから押して先行争い、3番手につける。2角過ぎで2番手に上がって逃げ馬を3馬身ほど開けて見ながら競馬。折り合って進めている。3〜4角で内目、逃げ馬を見ながら追走し、2番手1馬身ほどで直線。序盤で追われるが、脚色で見劣り3番手に下がる。L2まではなんとか3番手争いに食らいついていたがL1で失速し11着完敗。ペースを考えれば、強い競馬はしています。折り合えたのはペースが早かったからだと思うので、これで気分良く行かせて失速するなら、本質的にはマイルぐらいが合っているんだと思います。この惨敗自体は悪い内容では無いので、距離短縮で巻き返すことは可能だと思います。


13着ダンスファンタジアは五分のスタートからすっと下げて中団で競馬。道中馬群の中に入れて折り合おうとするが、やはり掛かり気味に進める。3〜4角で大外をブンまわして中団で直線。序盤で追われると、この時点ではそこそこ伸びていたが、L2で完全に失速。L1ではもう諦めて追わずの13着。ハイペースのフェアリーSで勝っている馬なんだし、ペースが早い分には折り合いを考えても問題ない。それでいてL3はそこそこ脚を使えていながら、L2−1で失速しているので、道悪が悪かったというほどでもないと思うんですよね。軽い馬場でのスピード勝負が本質でしょうか、ファルブラヴの仔だし。一度阪神1400m使ってほしい。オークスはやめた方がいいと思いますね。


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2011年04月27日

ゴルトブリッツ圧巻の抜け出しで、主役候補から一躍主役へ!@アンタレスS(GIII)レース回顧

アンタレスS(GIII) 京都ダ1800m重
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12.1 - 10.9 - 12.4 - 12.3 - 12.2 - 12.1 - 12.0 - 11.9 - 12.2


道悪巧者のウォータクティクスが刻んだ理想的な平均ラップ。最後まで大きな緩急なく、良質なスピードが問われた展開になりましたね。道悪の巧拙がはっきり出たレースだと思います。


1着ゴルトブリッツはまずまずのスタートから押して先行争いを見ながら好位につける。2角過ぎで少し掛かり気味になるぐらいで追走に余裕。3角でも楽な手ごたえだが、仕掛けず最内を追走、4角で内目からウォータクティクスを射程圏にとらえて半馬身差2番手で直線。序盤で一気に先頭に躍り出ると、L1で襲いかかる実力馬ワンダーアキュートに差を縮められることなく1馬身半差を保っての完勝となった。人馬とも重賞初制覇とは思えないほどの圧巻の競馬。特にスピードが問われた道悪のこの舞台で、スピード負けすることなくしっかり流れに乗った。ラップが早かった3〜4角でも手応え抜群で、L2最速地点で自ら動いての押し切りだけに、1枚上の内容とみて良さそうですね。4歳勢にはダート馬でこれと言った馬がバーディバーディしかいなかったんですが、ようやく大物が現れたといって良いと思います。また、田辺騎手も好騎乗。3角の手応えなら早めに動いてしまっても不思議はなかったけど、我慢して内内を立ち回る競馬。その分、最速地点でしっかり抜け出すことが出来ました。これは楽しみな1頭ですね。


2着ワンダーアキュートはやや出負けして押して押して追走、内枠が幸いして、何とか中団にはつける。おっつけて行った分、中盤はやや掛かり気味で3角。3角で各馬が外から動く中、内目を立ち回り、4角で最内を確保して4番手2馬身ほどで直線。序盤でゴルトブリッツが抜け出した後ろを通って2番手に抜け出す。しかし、L1で伸びきれずに着差を詰めることは出来ないまま2着を確保。今回は出負けが痛かったけど、3〜4角である程度帳消しには出来ているんですよね。欲を言えば、位置的にゴルトと差の無いところで競馬出来ていればとは思うけど。今回はゴルト自身がばてていないわけだし、ワンダーアキュートは軽いスピードタイプと言う馬では無いので、詰め切れなかった感じですね。阪神なら坂でもうひと伸び出来たと思うけど。この馬としては、この展開で良く頑張ってますが、京都だとどうしても難しいですね。今回は出負けが痛かったと思います。


3着バーディバーディはまずまずのスタートからじわっと押して前目を見ながら、最終的に中団で競馬を進める。2角過ぎでも折り合って3角。3角で早めに仕掛けて外から好位まで押し上げる。4角でも外から押し上げようとするが、ここで少し切れ負けして5番手3馬身ほどで直線。序盤はやはり伸びきれず、しかしL1でしぶとく食らいついて3番手を確保。競馬としては一番強い競馬ですね。3角で緩まない中、外から自ら動いていき、最速地点でも外をまわした分、置かれてしまった。それでも最後までばてずに食らいついた。これは着差ほど悪くない競馬と言えそうです。この馬は地力強化が著しいので、しばらく重賞では中心になりそうですね。内枠ならもう少し違う競馬が出来たと思います。


4着タガノジンガロは五分のスタートから積極的に押して行って2番手を確保。終始ウォータクティクスを見ながら2番手で追走。3角で内目から仕掛けるが、少し反応鈍く、詰められない。4角でも内目〜中目追走、3番手1馬身半ほどで直線。序盤で少し切れ負けし、ここでゴルト、ワンダーに突き放される。L1でもジリジリとしか伸びずにバーディバーディにかわされての4着となった。う〜ん、とりあえず道悪でスピードを見せたのは◎。そこからの決め手が少し足りなかったかな。この馬も内枠ならもう少し違ったかもしれないけど。まあ上位の相手を考えれば、良く頑張っているし、重賞なら相手次第でと言う感じはしますね。良馬場の方が今のところ本質的には向いているし、緩急があってあまり時計勝負にならないほうがいいような気がしますね。


5着ピースキーパーは五分のスタートから激しく押されるが追走に苦労して後方で競馬。終始後方で3角へ。3〜4角では内目を立ち回って後方で直線。序盤で追われるも伸びず、L1でなだれ込んできて何とか5着確保も4着とは随分離された。まあウォーエンブレム産駒らしい道悪巧者で一貫ペースになってなだれ込んだって感じですね。これだけ条件そろってこれなので、力的に重賞では勝負にならないでしょう。


11着ダイシンオレンジは五分のスタートから押して先行争いに加わって、2角過ぎで3番手での競馬に。3角で外からじわっと仕掛けるが、あまり反応が良くなく、4角で中目、激しく追われるがポジションを落として中団で直線。序盤でもう既に脚がなく、そのまま11着で完敗。完全にスピード負けしたかなと言う印象ですね。序盤でこのスピードを追走して脚を使ってしまい、勝負どころで動くだけの脚が無かった。京都1800mは良馬場なら3角手前の坂で緩みやすいので、ここで脚を使わずポジションをじわっと上げられるのがこの馬にとって良いと思うんですが、今回は道悪でペースがむしろ上がってしまったのも痛かった。道悪のスピードタイプではないので、この惨敗は度外視しても良いと思います。良馬場でもう少し楽に追走出来れば。


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オルフェーヴルが圧勝、世代NO1は確実か?@皐月賞(GI)レース回顧

皐月賞(GI) 東京芝2000m良
2011satukisyo5.gif



13.0 - 11.7 - 11.7 - 11.9 - 12.0 - 12.3 - 12.7 - 11.8 - 11.7 - 11.8


エイシンオスマンがやや離して作ったラップではあるけど、まあ平均ペースかな。2番手以降はややスローだとは思います。エイシンが緩めたラップが丁度3〜4角で、ここで各馬詰めているので、後続はラップの緩急は無かったんじゃないですかね。それを考えると、かなり実力通りの結果になったと言える、そういうラップ推移だと思います。


1着オルフェーヴルは出負けして後方からの競馬になる。前半のスローでは少し掛かりそうではあったものの、馬群の中で何とかこらえている感じ。3〜4角で内目を追走し、出口で中目に持ち出し、馬なりの手応えで中団まで押し上げて直線。序盤では進路を更に内に切り込むと、すぐに進路が出来て、好位集団までとりつける。L2で一気に馬群を割って伸びてくると、L1でも突き放して3馬身差千切っての圧勝となった。う〜ん、これを見る限りでは、世代最強でしょうね。パターンは違うし競馬の内容も違うけど、ブライアンの皐月賞ぐらいのインパクトはあったなあ。適正な力勝負になるラップなら、これほどまでに強いのかと。少し力のいる馬場で、切れが削がれて持久力を問われたというのも良かったんでしょうね。それにしても強すぎます。今まではスローで切れがあるわけではないのに、後方から差し届かない競馬が続いたということでしょう。スプリングSでもタフさが多少問われれば突き抜けているし。距離も問題ないんじゃないですかね。この世代では抜けた存在とみて良いでしょう。あとは極端な切れ勝負で位置取りが悪いと不安があるかなと言う感じです。そういう意味ではダービーは鬼門かな。こういう馬場状態なら良いと思いますが。


2着サダムパテックは出負けするが、枠の関係で中団ぐらいまでにはつけられた。2角過ぎでやはり掛かるような感じだが、向こう正面中盤では落ち着いた。3〜4角でも最内を追走し、中団で直線。序盤で最内から仕掛けるが、進路がなく本気では追えない状況。L2で進路を外に切り替えて、手応え抜群のオルフェーヴルの後ろに変えてようやく追い出すも、まだ好位。L1で鋭く伸びて、2番手から突き抜けたが、オルフェーヴルを追い上げることも出来ずの完敗2着。ここまで着差がついたのは、直線の進路確保がスムーズでは無かったことが大きいでしょうね。ただ、手応え、進路が空いてからの伸びを見ても、スムーズだったら着順が変わった、なんてことはないと思います。完敗ですね。この馬とすればやはり軽い切れが身上で、朝日杯を見ても持久戦になると辛い部分はあったと思うので、この馬場で持ち味を消されたのも大きいですかね。ただ、十分NO2と言えるだけの競馬をしました。他の馬よりは強い競馬だとみて良いです。軽い馬場向きでしょうし、とダービーの時までにどういう馬場になっているかですね。今回は天候面、馬場面で恵まれなかったのもあると思います。切れ、瞬発力勝負ならオルフェーヴルを負かす可能性はあるので、距離が延びて対応できれば十分ダービーでも期待出来る馬です。


3着ダノンバラードは五分のスタートから2角のコーナーワークで前目。これを抑えて好位で競馬する形。2角過ぎでは鞍上が引っ張るぐらいだが、上手く折り合わせた。3〜4角でも最内を追走して好位3馬身差ほどで直線。序盤で仕掛けられるとジリジリ伸びてくるが、L2でオルフェーヴルの末脚に屈する。それでも最後までしぶとく粘って、サダムパテックにかわされただけの3着と健闘した。まず、先行できたのは大きいですね。それと、ピリッとした脚は使えなかったけど、ジリっとした脚は使えた。決め手がある馬では無いので、ラジニケ杯のようにあまり早くないラップでなだれ込む競馬があっていたんでしょう。今回の競馬を見る限りでは、本質的に2000mは短いんじゃないかなと。4コーナーで馬群が凝縮しちゃって、そこからのよーいドンで勝てる馬では無いですし、もう少し馬群が縦長になって、前前でしぶとさを活かせる展開になれば、案外出番はあるかも。ダービーでの馬場状態にもよりますが、今回の競馬が出来るようなら、面白いですね。ディープ産駒の中ではかなり地味な馬なんですが、先行力と終いの粘りを見せたディープ産駒には要注意です。ただ、あくまで展開次第で、地力で上位2頭を負かすのは難しいと思います。他の馬も怖いですしね。


4着デボネアは出負けした上に枠も外なので後方からの競馬に。それほど掛からずに後方のままで動かず3角へ。3〜4角を内目で追走して後方で直線。序盤で中目から追われるとジリジリ伸びてくる。L2でもそのまましぶとく中団まで追い上げる。L1でばてた馬をかわしてジリジリと詰めていくが4着までの完敗。敗因は序盤の位置取りでしょうね。枠も外だったし、出負け、小脚を使える馬では無いという点からも、今回は厳しい条件だったと言うことでしょう。もう少し前で競馬出来ていれば、少しはマシだったかも。オルフェーヴルとは差があるけど、サダムやダノンあたりとは展開一つでどうとでもなると思います。ただ、この馬とすれば平均ペースは望むところだったと思うので、権利は取れたけど、この内容でダービーだとどうなのかなと言う不安はありますね。個人的にはNHKマイルに向かった方がいいと思います。ダービーに出るとしても、もう少し積極的な競馬をした方がいいと思いますね。


5着ナカヤマナイトは五分のスタートからすっと下げて中団で競馬。周りが掛かっているのでそれにつられて少し掛かった感じも問題ない程度。3〜4角で内目を追走して出口で外に出し、中団で直線。序盤で仕掛けられるが、ジリジリ。L2で伸びてきそうだったが、L1で脚色鈍らせて、最後は何とか掲示板争いを制したと言うだけの5着に終わった。一瞬伸びそうだったのに、そこからイマイチだったのは、共同通信杯以来と言うのが響いたかなと言う印象ですね。競馬としては強い競馬はしているんですが、今回は力負けでした。叩いて良化してくれば面白いですが。展開次第で食い込んでくる余地は今後も残していると思います。


7着トーセンラーはやや出負けから2角のコーナーワークで後方での競馬。2角過ぎでもスムーズに進めて、道中は後方のまま3角へ。3〜4角を中目で追走して、出口で大外に持ち出し後方で直線。序盤で一気に追われるが、決め手に欠ける。L2で鋭く伸びてきて中団まで押し上げて行く。L1でも伸びるかと思ったが、ここで少し内にヨレて行くような感じで、騎手が追いにくそうにしており、7着に終わった。まあ、一瞬の切れをここで見せたのは良かったですかね。加速がつくまでに少し時間が掛かったので、やっぱりその辺をフォローしてくれる京都が一番いいんでしょうね。そういう意味ではディープ産駒の枠の外には出ていないと思います。距離が延びたほうが持ち味を出せるとは思うので、ダービーでは警戒したい1頭ですね。軽い芝での切れ勝負になれば、上位に食い込んでくる可能性は高いと思います。


11着ベルシャザールは出負けして押して押して追走、前目につけるが、早い段階でペースが落ち着いた為、完全に引っかかってしまい、2番手まで押し上げる。向こう正面中盤でようやく折り合って3角。3〜4角で内目を追走して2番手1馬身ほどで直線。序盤で一気に仕掛けて先頭を狙うが伸びきれず。L2で飲みこまれると、そのままジリジリ後退していき11着完敗。馬場を考えると良く頑張ったほうかなと。出遅れて仕掛けて掛かる、晩年のアンカツのよくある失態ですね。それを考えれば馬自体は悪い競馬はしてません。着差も2着馬とは1秒の範囲内。しっかり競馬出来ればもう少しというところでしょうかね。次走人気を落とすなら狙っても良いかと。


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見せた馬が多数。現在の力関係がどうなっているのか、色々な情報が必要でし
ょう。春のGI戦線を一歩有利に。

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2011年04月13日

マルセリーナが溜めてズドンと出し抜いた!@桜花賞(GI)レース回顧

桜花賞(GI) 阪神芝外1600m良
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12.1 - 11.0 - 11.5 - 12.1 - 11.8 - 11.3 - 12.0 - 12.1


前半から早いラップを刻み、大きく緩むことなく一貫ペースでL2−1が12秒台。逃げ馬が単騎で出しているので、ラップ自体に大きな意味はないけど、このペース、ラップだと先行馬にはかなり厳しい条件だったかなあと。


1着マルセリーナは出負けして後方からレースを進めることに。3角の入りで窮屈になってさらに下げて最後方集団まで。3〜4角で最内から内目を立ち回るも窮屈で、後方集団で直線。序盤の進路確保に苦労するが、安藤勝己が上手く中目に持ち出す。外から早めに仕掛けたホエールキャプチャを、中から一気に出し抜いて先頭に躍り出る。最後はホエールキャプチャの食らいつきを許さずに3/4馬身差の快勝となった。個人的には、かなり運が良かったというか、結果的に序盤にロスがあった分、最後まで脚を使わずにロスなく競馬が出来ましたね。あの位置からでも届く展開だったことと、勝負どころですんなり馬群を捌けたこと(運とアンカツの腕ですね)、ホエールキャプチャが勝負どころであまりにも大きいロスがあったのに対すると、やはり今回は色々な面で恵まれたかなあと言う印象です。それでも、このペースでしっかり追走して最後まで伸びていたということは評価すべきで、普通に地力面でこの世代では上位でしょうね。ホエールキャプチャを破ったというのは、レーヴディソールと単純に比較はできないけど、この世代は3強になったとみて良いんじゃないでしょうか。



2着ホエールキャプチャはやや出負けして、じわっと押して後方ぐらいにはつけようとする。3角まで動かず、ポジションを落とすぐらいで外を回る。4角でも動かずに大外、出口でようやく動いて大外をブンまわして直線。直線序盤で一頭違う脚で一気に中団まで取りつける。L1でもしぶとく伸びていたが、中からマルセリーナに出し抜かれてしまう。それでも最後まで粘り、外から伸びてきたトレンドハンターは寄せ付けずの2着となった。まあ、誰が見ても糞騎乗だったと思います。外枠だったので、勝負どころで外をまわすのは仕方ないにしても、中盤でポジションを落としたせいで、あまりにも酷い大外ブンまわしになりました。せめてもう一つ前で競馬出来ていれば、違ったと思うんですが。馬は強いですね。大外まわして上がっていく脚、直線序盤の鋭さ、最後までばてずに粘る末脚。レーヴディソールと遜色のない競馬をしていると思います。JFでレーヴが地味に映ったのは、ホエールが大したこと無い馬だと思われているからだと感じますね。オークスでの巻き返しに期待。



3着トレンドハンターはやや出負けから押して押して追走も見劣り最後方で競馬。道中も追走気味で、スピード不足の印象。3〜4角で中目を追走して直線で大外に出す。序盤からしぶとく伸びてきて中団、ホエールキャプチャのすぐ後ろぐらいまで追い上げる。L1でもしぶとく伸びて、3番手まで押し上げてくるが、ホエールキャプチャをかわせそうになく、3着に終わった。展開面、特に勝負どころで割とロスなく運べたし、前には厳しい競馬だった。フラワーCのように、バテ差しの展開になったんですが、マルセリーナはともかく、先に動いてロスの多い競馬をしたホエールキャプチャに完敗なので、現時点では力負けでしょう。特に、序盤に先行することが全くできなかったことと、今回もバテ差しだったことからも、切れ勝負には不安があるので、距離不安とは別に、オークスではその辺が課題になってくるでしょうね。現状ではスピード持続戦が好ましいと思うし、最後ばてる条件となると、なかなか無いのが現状ですね。オークスでもある程度ペースが上がっての持続戦になれば面白い存在ではあります。まだキャリアも浅く、底を見せたわけではないので。


4着メデタシは五分のスタートから無理せず後方から競馬。3角前で窮屈になって下げて最後方ぐらいまで。その後、やはり掛かり気味になってしまう。3角で内目で落ち着き、追走。4角で中目からスムーズに外目に出して中団やや後方で直線。序盤で伸びを見せるが、外からくるホエールキャプチャにあっさりかわされる。L1でしぶとく伸びて、前の先行馬をかわして順位を上げるが競馬を進めるが、最後はトレンドハンターにかわされての4着。上位2頭とは力負けですが、トレンドハンターとは展開次第で差はない競馬だと思います。トレンドと違って、序盤は少し不利があってのポジションだったので。この馬も成長してきていますね。一応差し有利の展開ではあったし、そこまで過大評価は禁物ですが、この競馬ならオークスでも楽しみはあるかな。


5着フォーエバーマークは好スタートから押して押して一気にハナを取りきった。その後単騎ではあるが、淀みのない平均ペースを刻んでいく。3〜4角でも楽な手ごたえで引きつけて直線。直線序盤で先行馬を突き放しにかかり、2〜3馬身まで差を広げる。しかし、L1で流石に脚が上がってしまい、5着に敗れた。負けたけど、一番強い競馬をしていますね。阪神外周りでL3最速戦。しかも、平均ペースなのに縦長にならずの団子。それでいて二の脚で一旦は突き放す競馬。阪神マイルでは残れませんでしたが、世代屈指のマイル能力を見せたんじゃないですかね。NHKマイルCに出てくれば、絶対に押さえておきたい馬。かなり強いと思います。二の足の速さと軽いスピードは東京でこそでしょう。



7着ダンスファンタジアはまずまずのスタートからやや追走して好位につける。このペースなので折り合いに苦労せず。3〜4角でも内を追走、出口で仕掛けて4〜5番手3〜4馬身ほどで直線。序盤で仕掛けられるが、逆にフォーエバーマークに突き放される形。L1でジリジリと伸びずばてず、フォーエバーにはジリっと差を詰めるが、外の差し馬にまとめてかわされての7着完敗。展開面を考えれば、それなりには頑張っていますが、せめてフォーエバーマークをかわしてほしかったかな。能力的に少し足りない印象はぬぐえないですね。フェアリーSではハイペースをしっかり勝ったわけなんだけど、スピードリッパーも力負けしてるんで、この結果は順当かと。ん〜やっぱりGIレベルには至っていないかな。気性的にオークスは無理だろうし。NHKマイルなら展開次第で色気はあるかなあと言うところ。あまりペースが早くならずに折り合って内目を進めれば。


12着ライステラスは五分のスタートからいつもよりダッシュがつかず、3角手前でごちゃごちゃして手綱を大きく引っ張りポジションも下げる不利で後方から。3〜4角で外目を追走し、押し上げて中団で直線。序盤で追われるが伸びず、L1でも伸びはなく下がって12着完敗。う〜ん、序盤で窮屈になったのはあったし、かなりスムーズさは欠いたにせよ、少し負けすぎですね。力負けもあると思いますね。


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