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2010年12月21日

有馬記念とは…初心者さんもご一緒に

有馬記念…今年競馬界を引っ張ってきた馬が一堂に会するまさに、グランプリレース。しかし、ここ最近の有馬記念はメンバーが揃わないケースが多かった。しかし、今年は史上空前のメンバーが現時点で登録しています。有馬記念展望で登録馬紹介をしていますので、そちらもご覧ください。


競馬ファン、特に10年以上続けている人は、有馬記念に思い入れがある人も多いと思います。古くは、トウショウボーイとテンポイントの伝説のマッチレース、シンボリルドルフ圧巻の壮行レース、平成からは、オグリキャップの復活劇、トウカイテイオー1年ぶりの奇跡、ナリタブライアンの4角先頭圧勝、グラスワンダーとスペシャルウィークの死闘、大名マークをもろともしないテイエムオペラオーの勝利、シンボリクリスエス伝説の9馬身、ハーツクライの先行、ディープインパクトの有終、中山大魔王マツリダゴッホ君臨、名牝ダイワスカーレットの圧勝…


この1年を締めくくるグランプリレースだけに、そこにまた大きなドラマが産まれる訳です。穴馬が来ても、本命馬が勝っても、やはり年末の喧騒がそれを盛り上げてくれるわけです。


今日はいろんな角度で見る、俺的有馬記念ベスト3をyoutubeから拾って、見ていきたいと思います。


★強い馬は強い!圧巻の圧勝レースBEST3

3位1994年優勝ナリタブライアン
「突き放す一方で古馬を相手にせず!シャドーロールの怪物ナリタブライアン!」



2位1984年優勝シンボリルドルフ
「3角先頭、セオリーをぶち破る大圧勝!これが皇帝シンボリルドルフ!」



1位2003年優勝シンボリクリスエス
「千切るとは、こういうことだ。黒き王者シンボリクリスエス」



やはり衝撃の圧勝を遂げたシンボリクリスエス、3歳世代交代を全く寄せ付けなかった皇帝シンボリルドルフですよね。ホントに強い勝ち方だった。ナリタブライアンも、3歳で古馬相手にこれだけ千切るんだから、怪物ですよね。ホント、故障が無ければってなる馬だった。強いレースは見ていてスカッとする。



★手に汗握る大接戦、有力馬が繰り広げた激闘編

3位2000年優勝テイエムオペラオー
「世紀末覇王と屈指のシルバーコレクターの大激闘!」



2位1999年優勝グラスワンダー
「グラスVSスペ、98世代の完結編は4cmの戦い」



1位1977年優勝テンポイント
「天馬VS貴公子VS野武士…TTGラストレースは2500mTTマッチレースに加わるG」



やはり、激闘としてはこれしかない、TとTのマッチレース。この2頭がずっと先頭を走ってしまった。テンポイントとトウショウボーイ、最高にして最強のライバル相手にマッチレース、しっかり加わってくるグリーングラスと4着以下を千切ってのレースは、まさに最高のレースですね。今見ても、手に汗を握ってしまう。両馬のファンも、きっと互いの健闘をたたえ合う、素晴らしいレースだったでしょう。こういうレースを見たい。


平成ではやはり、平成新3強、エルグラスペの98世代のラストマッチ。まさに2頭が外から抜けだしてくる、最後の差はわずか4cmしかなかった。宝塚で完敗を喫したスペシャルウィーク、因縁のライバルとなっていたグラスワンダーを最後は追い詰めるも、届かなかった。グラスワンダーはグランプリ3連覇の偉業、怪物はやはり怪物だった。


オペラオーも大名マークの中、直線で伸びてくる根性はやはり半端無い。メイショウドトウはずっと2着が続いたんだよなあ…。



★常識では通らない競馬の妙…どーしてこうなった?伏兵馬の反逆…

3位2005年優勝ハーツクライ
「追い込み馬が一転先行策、ルメール渾身の一撃で、ディープインパクトに完勝」



2位1992年優勝メジロパーマー
「山田泰成の絶妙なラップで大逃げ…あれよあれよで逃げ切っちゃった」



1位1991年優勝ダイユウサク
「いまだもって、説明つかない、有馬記念史上初単勝万馬券…これはビックリ」


やはりダイユウサクでしょうねえ。絶対的と思われたマックイーンを内から突きぬけたわけですから、フロックと言うわけでは無いようにも見えますが…。その後もさっぱり、まさに乾坤一擲の言葉のままと言うことでしょうね。


パーマーは素晴らしいラップ。中盤に高速で一気に突き放し、後続の脚を使わせて粘り込む。こういう競馬が出来る騎手がいれば、競馬も非常にスリリングですよね。向こう正面では、飛ばしちゃってwと思ってたら3角では、あれ手ごたえ良いぞ、4角でヤバい…。こういうのも競馬です。


ハーツクライはディープが負けたことよりは、むしろこの馬が先行?と言う方に驚き。そして実際完勝しちゃうもんだからもうびっくり。恐れ入りました。




★事実は小説よりも奇なり…名馬が無言で教えてくれた、物語の終局を見よ
3位2006年優勝ディープインパクト
「汚名は勝利で晴らすしかない。」



2位1990年優勝オグリキャップ
「終わった…世間の批判・風評は、覆す為にある。そして、真の怪物にはそれが可能だ。」



1位1993年優勝トウカイテイオー
「364日の苦闘…3度の骨折…奇跡は起こすためにある、出ねば奇跡は起きない。」



1位のトウカイテイオーは画質は微妙だけど、名実況の白川さんのがどうしても欲しかったので。オグリも白川さんの「さあがんばるぞオグリキャップ」の方が好きなんですけどね。


さて、なるべく満遍なく選んだつもりですが、この3頭は有馬の流れでは外せないでしょう。オグリとトウカイテイオーは、甲乙つけがたいとは思いますが、やはり競馬の常識を覆したと言う意味では、トウカイテイオーの方を…と言うことです。昨年の有馬記念で骨折して以来。まさに前走有馬記念からの有馬記念出走と言う離れ業を成し遂げたんですね。そして何よりも天才田原成貴の涙。リアルタイムで見られたらどれほど幸せだっただろうか。3度も骨折しながら(有馬後更に骨折してるから実質4度)強い時は本当に強い。体は弱いが、それを補う精神力と言うところですかね。そして、1年ぶりの出走で、難しいところが多い中、しっかり走れる状態まで仕上げた陣営の努力。本当に、凄いことをしでかしたんだな、と分かります。今は牧場もそういう調整システムが整備されてきたので、屈腱炎明けの馬でも意外とがんばれたりするけど、当時の状況を考えると並大抵の努力では厳しかったと思います。やはりテイオーの復活が、競馬ファンとしては一番熱いことだと思います。


2位に甘んじたものの、やはりオグリキャップの復活は日本に衝撃を与えましたね。レース前にはオグリを推す記事はほとんどなかったようで、実際ファン投票では1位でも、単勝人気は4番人気に甘んじてました。それもそのはず、天皇賞、JCでは見せ場らしい見せ場もなかったし、故障後は本調子でなかったのも事実だろう。しかし、有馬記念ではその周囲の不安や風評を一気に払いのける。流石に全盛期の強さを見せたとは言い難いが、先行してもっている力を振り絞って勝ち切った。この時の武豊の乗り方は、本当に無駄なく、4コーナーの勝負どころでも馬なりで運んでいた。武豊をアイドル騎手から、真の超一流騎手に押し上げたのは間違いなくこのレースだっただろう。しかし、今見てもスタンドの熱狂は本当に凄い。


3位のディープインパクトは凱旋門賞で危険薬物使用と言うことで失格と言う、非常に残念な結果になってしまった。ダーティーなイメージがついたディープインパクトだったが、それでもこの馬に出来ることは勝つことしかない。そうと言わんばかりにジャパンカップでは外国馬の強敵牝馬ウィジャボードを問題にせず、ドリームパスポートを破って完勝し、有馬記念では4角で異次元の末脚を見せた。これがディープだ、と言わんばかりの走りを見せつけた。どうしても、疑惑はつきまとうものの、彼に出来る最大限は勝利という文字を掴み取るだけだった。そして、前年で敗れたレースでしっかりと勝ち、伝説の幕を閉じた。



有馬記念特別コラムを書かせてもらったけど、レース内容を全部覚えているGIって、俺の中ではずば抜けて有馬記念が多いですね。やっぱり、レースの流れが3コーナーから動き易くて、そこで盛り上がるのが競馬的には一番良いんでしょうね。競馬の売上もダダ下がりの中だけど、有馬記念ほど、面白いレースは無いんですよね。いろんな馬が、いろんな馬と戦ってきて、その総決算の有馬記念で起こることだからこそ、皆が盛り上がる。有馬で負けても勝っても、居酒屋で有馬を肴に和やかに盛り上がれる。そんな有馬記念を期待したい!
posted by カタストロフィ at 23:58| Comment(0) | TrackBack(1) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月19日

グランプリボス、アドマイヤサガス不利の審議についての見解

ん〜まさか、こんな短いスパンで書くことになるとはw調子もまだ悪いので、パトロールを見た感想を言わせてもらうとすれば、降着でしかるべきだと思います。グランプリ本命だったので、グランプリ視点で見てたので、もうレース中に「ヤバイ」と思いましたが、結果的にはセーフ。


端的に、説明するなら、4角の出口で、デムーロが左腕を引っ張って、明らかに外を走るアドマイヤサガスを外に弾き飛ばそうとしています。これは意図的。内に馬もおらず、プレッシャーもない状況で、外から追走して、前の1頭分のスペースに入り込もうとするアドマイヤを無理やりどかせて、そこに入り込んだので勝利に繋がりました。


個人的解釈ですが、横の関係間でのやり取りで、前カットはしていないので走行妨害には当たらない、と言うことでしょうが、明らかに悪意をもった意図的行為で、あれほどの不利を受けたのに走行妨害に至らないとは、どういうことなんですかねえ。正直言って、JRAの裁決に関しては、まともだとは思っていません。早く明確に降着の基準が分かるようにルール化して、一線を引かないと、不信につながり、売上が落ちる一方だと思いますけどね。前をカットするだけが妨害では無いだろう。あまりにも酷過ぎる。
posted by カタストロフィ at 16:45| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月29日

ブエナビスタのジャパンカップ降着についての見解まとめ

ブエナビスタの1位入線2位降着事件が思った以上に反響が大きく、降着の賛否両論について各所で激論が交わされていますが、それ自体は非常にいいことだと思います。これだけの大舞台で、こういう結果に終わってしまったのだから、何らかの変革をもたらさないと駄目だと思うし、現状の裁定運営システムに大きな問題があるからこそ、これほど大きな問題になっているわけなので。競馬と言う性質上、言っている人間の馬券の内容で客観性が失われるケースも大きいと思いますが、なるべく客観的に判断していくよう努めます。


そこで、個人的に目についた降着当たり前派の方々の意見の中で、個人的にそれは違う、と言う点を挙げます。あと、前提で、パトロールフィルムの正面からの映像を中心に考えています。斜めからだと、真っ直ぐ走っているかどうかという判断が遠近感の関係で上手く判断できないので。


・スミヨンは修正をしようとしていない。
・終始右鞭を続けて強引な競馬をしたスミヨンに擁護の余地なんかないだろjk


これは正面からのパトロールを見てもらえば分かりますが、スミヨンがローズキングダムに併せに行く際に右鞭をつかって進路を変えています。これ自体を斜行と思っている方が多いですが、そもそも斜行と言うのは後方の馬に対しての話なので、後方に十分なスペースがある場合は進路変更をしても当然問題ないわけです。なので、ローズキングダムに併せにいくまでの進路変更は全く問題ありません。


次に、右鞭連打をしている、と言うことですが、そもそも鞭を切り替えたりするのは真っ直ぐ走れていないケースに対して、横からサインを送ると言うことです。パトロールを見てもらえば分かりますが、併せ馬となったローズキングダム、ブエナビスタともども、互いに支え合って綺麗に真っ直ぐ走っています。となれば、当然わざわざ右鞭から左鞭に切り替える必要はありません。なので、左にローズキングダムがいる以上、逆にローズの走行の邪魔にならないように右鞭を連打するのは妥当な行為なんですよね。つまり少なくとも、ヴィクトワールが寄ってくる、つまり真っ直ぐ2頭で併走できている間は右鞭を連打していてもヨレていないわけだから修正する必要が無いわけです。


・ギュイヨンは修正行為をしているがスミヨンはしてないだろ


ヴィクトワールピサ騎乗のギュイヨンは左鞭を2度、特に2度目は非常に強く打って進路を外に変えています。これは明らかに意図があったと見ていいでしょう。その後勢いよくブエナビスタに併せに行くが、後方のローズキングダムにぶつかってローズが煽ります。それに気づいてからようやく進路を変えています。なので確実に遅い。しかも意図を持って外に持ち出しておいて、後方を確認せずにヨレてきたので重過失でしょう。一方スミヨンの場合は、並んでいた段階から右鞭を打っていて、ローズキングダムがギュイヨンによって急に下がってしまった分、併走の支えを失い内にヨレました。しかし、スミヨンが左鞭を打っている時は、まだ丁度ローズと重なった時。それでもブエナは内に寄れてしまい、更に強く左鞭を打って修正しています。意図的に外に進路を変えた上で、後方確認を怠ってブエナに併せに言ったギュイヨンと、ローズが不利を受け、自身も内からプレッシャーを受けながら右鞭で立て直したところにローズが下がったと言う状況、かつそこからすぐに左鞭に切り替えてすぐに対応している点。普通に考えれば、少なくともギュイヨンが十分に修正行為を取っているとは言えませんし、スミヨンが左鞭を打ったにもかかわらず、ブエナビスタが内にもたれる状況を解消できなかった点からも、騎手は真っ直ぐ走らせようと修正したが、時間がなくて馬が反応しきれなかったと見るのが妥当だと思います。


・最終的にブエナがローズの進路をカットしたのだからスミヨンが悪い。


これに関しては、単発で見れば確かにその通りです。結果として降着の最大の理由は、ローズキングダムの進路を完全にカットしたのはブエナビスタであると言う事実でしょうね。ただし、これはそもそも容易に避けられたことなのか。


何が無ければこの不利が生じなかったかを考えた時に、もしヴィクトワールがヨレて来なければ、おそらくブエナビスタとローズキングダムは真っ直ぐ併走し続けていたでしょう。何故スミヨンが右鞭を打ったのか、それは左にローズキングダムがいたからで、併走して真っ直ぐ走っていたところに、内からの圧力があって、外にヨレ気味になった。それを修正する為に右鞭を再度打った。何故ローズの進路をカットすることになったのか。ローズがヴィクトワールの不利によって一旦下がったのと、スミヨンが修正するタイミングが合ってしまい、支えを失ったブエナが内にヨレた。スミヨンがいつ左鞭を打って修正したのか、また効果が出たのはいつか。ローズが下がって進路妨害になりそうになるとすぐに左鞭を打った。1度目の左鞭を打った時はまだローズの外にいた。2度目の左鞭を打っても斜行は止まらなかった。つまり斜行は左鞭を打ちながらも止まらなかったという点なんですよね。あったとしても過失。修正しようとは確実にしています。ただ、それでもローズキングダムの進路をカットしたと言う事実は否定しません。


皆、スミヨンが悪童、アガカーン殿下との流れの中で粗暴な騎手と言う印象を持っているためか、イメージが先行していると思います。確かに去年最後になった失格のレースは擁護の余地を一切残さない酷い競馬でしたが、今回に限れば酷い騎乗をしている騎手が他にいるし、ブエナビスタ単独で起こったわけではない。ましてスミヨン自体は修正をしていた。ローズが下がらなければこの斜行は起こり得なかったし、その下げた理由はヴィクトワールの斜行。これだけの要素が揃っていたのに、ブエナビスタ降着と言うなら、これから先はずっと何があっても前カットしたら降着と言う制度にしないと全く納得がいきませんよね。


ローズキングダムが大きな不利を受けたことは間違いなく事実ですが、責任の行方をはっきり明確にしないでブエナビスタの降着で溜飲が下がると言うのもおかしな話。武いわく「内外からぶつけられた」とはっきり言っているんだから、内のヴィクトワール・ギュイヨンに過怠金1万しか制裁が無いってのは、武豊も筋を通せていないんじゃないか。この辺りがもやもやの大きな原因なんですよね。これから先、ずっとどういう状況にあっても前カットをした馬は降着・失格と言うルールなら、もちろん納得しますが、そうではないケースが一杯ある訳ですし、ここでブエナ降着とするにしては材料が乏し過ぎると正直に思います。またギュイヨンに対する制裁があまりに小さいと言うのも、もやもやの原因。論争自体はもう少し冷静になる必要があるとは思いますが、現状の運営システムではこれからもこういう不可解な降着が続くでしうね。
posted by カタストロフィ at 18:44| Comment(7) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月28日

ブエナビスタ降着についての見解




と言うわけで、まずはパトロールビデオをご覧ください。



まず、率直な感想として、審議の対象はブエナでは無くヴィクトワールピサだと終始思ってました。俺はヴィクト君の複勝馬券があったのでガクブルしてたんだけど、どうもブエナが対象らしいと。そして見てみると、確かに抜け出す時に内に切り込んでいて、しかも右鞭を打ってしまっていると。まあこの部分だけ見れば、降着するだけの理由はあるんかなとは思いました。けどパトロールを見ると、やっぱり降着は間違った判断だと思いましたね。


流れとしては、直線でローズキングダムが伸びてくると、その外からブエナビスタが鋭く伸びてくる、ここでブエナ、スミヨンが意図を持って内のローズキングダムに併せに行く。これは当然当たり前。そこに、内からヴィクトワールピサが外に進路を取ってきた。ここでローズキングダムの進路が狭くなり、若干下げると同時に、外のブエナに少しモタれる。スミヨンの右鞭は、これに対して真っ直ぐ走る為に修正するためのもの。しかし、ローズが下がってしまい、右鞭が入ったので、支えをなくして内に少し切り込む。ここですぐにスミヨンは対応して左鞭で修正してる。つまり、悪意を持ってカットをしたんじゃなく、一連の流れから、結果的に仕方なく内に切り込んでしまったように感じるわけです。


カットの程度としては確かにある程度致命的だったけど、ローズが下がったから起こったことであることも考えると、ブエナ1頭の責任ではなく、ヴィクトワールとの連動で起こった意図の無い斜行なので、これをブエナビスタ1頭の責任にすると言うにはどうにも筋違いに見える。


今回の件ではっきり問題なのは、降着になるならないをいい加減はっきり明確に決めないと駄目ってこと。結局のところ、悪意のあるなしに関わらず、最後の進路をカットすれば降着なら、もっと一杯降着があってしかるべきなんだし、かと思えば、これは降着だろって状況でも全然問題ないケースまである。要は妨害を食らった側の声の大きさとと裁定委員の匙加減でしかないってこと。それが問題。


ハッキリ言って社台系ノーザンファーム側の考えなら、牝馬のブエナが勝つより、ローズキングダムが勝つ方が種牡馬価値から父キングカメハメハの種付け料、トータルで考えればどちらが1着の方が好ましいか、それをある程度の条件が揃ったら意図的に着順を変えることが出来てしまうと思われても仕方が無い。今回はスミヨンに悪意があるとは思えない。それこそ過失で考えるなら、一番最初に大きくヨレてきたヴィクトワールピサのギュイヨンに因るものもあると考えるべきだし、いくらなんでもこれは酷いと思うな。結果的にカットになったけど、修正をしての内容でしょ。馬券の的中が変わる一大事なんだから、もう少し冷静に判断すべきだし、一律にできないようなら、降着制度自体に大きな欠陥がある。トールポピーの斜行事件であからさまに露呈した裁定委員の判断力不足、或いは社台系の鶴の声ひとつ。こんな状況で結果が振り回されるなら、競馬から離れる人間が多くなるだろう。はっきりと制度を変えないといけない時期に来ていると思う。ブエナビスタが凄く強い競馬をしてやっぱり強かった3歳馬を堂々と打ち負かした、そんな歴史に残る競馬だっただけに、競馬ファンとしては極めて残念と言わざるを得ない。
posted by カタストロフィ at 17:55| Comment(8) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月02日

ゴールデンバージの調教師がいいとも出演!ばんえい競馬って?

今日の「いいとも」にパワースポットさんのコーナーで山田勇作調教師が出演。ばんえい競馬全体が盛り上げようとしている、中年の星「ゴールデンバージ」。以前も当ブログで取り上げましたが、やはり馬産全体が縮小している中、特殊な文化として経営を続けているばんえい競馬にも頑張ってもらいたいと言うことで、ゴールデンバージの特設サイトを紹介します。

当ブログ過去ログ:http://naniwaru2.seesaa.net/article/159605462.html
参考ページ:ばんえい ゴールデンバージ特設サイト
posted by カタストロフィ at 12:17| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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