開幕週と言うこともあり、ある程度飛ばしても、前傾ラップにはなりにくい傾向。まして、馬場改修後は早い時計が出易く、騎手が早いペースで飛ばしているつもりでも実際ではそうでも無かったりする。他に大きな特徴としては、ラス3が最速になる傾向が強く、ウオッカが2着2度しているが、いずれもラス3が11秒台を切る速さになっている。ここが最速になると直線で皆が本気で走れるうえに、ラス1がどうしても落ち込むので、好位からの差しこみが効き易い。
では傾向分析をしていきます。
○枠順は比較的フラット
中目も内目も外目も全て連対例があり。個別で見ると7枠がやや不調で6枠が好調と言う程度。内外あまり関係なく飛んだり来たりしています。
×三浦は買えない
過去2度しか経験は無いが、いずれも人気馬で着外となっている。昨年すっ飛ばしたスマイルジャックに今年も乗ることになるが、昨年と同じような競馬では駄目でしょう。
○1−2着は裏人気決着の傾向が強い
府中改修以降の2003年以降、1着馬より2着馬の方が人気のケースは実に6/7。7回中6回が逆になっている。1番人気が強い逃げ先行馬だと目標にされ、1番人気が差し馬だと、差し損ねるケース。マークされると辛いと言う点では、ポジショニングと仕掛けどころが比較的重要なレースと言うこと。
○3着馬は波乱傾向
8.10.5(中山)3.2.13.9.1.10.10人気となっている。二桁人気が3度波乱を演出している。上記の傾向と併用した3連単で1→2の人気裏馬券から3着に人気薄流しと言うのが効果的に見える。
×全体的にも1番人気が不振
(1.2.1.6)とかなり酷い成績。マークされると厳しいし、自分でレースが作れないとペースが緩んだりしやすいからだろうか、1番人気の勝率が10%とかなり低い水準。あまり信頼はできませんね。
○母父ノーザンテーストは買い
4勝しているが人気の内訳が4.3.1.4と、相手候補からでも普通に人気馬を食っているケースが多い。いろんな種牡馬との配合でも安定しているので、このコースでは積極的に狙いたい。
×ミスプロ系が全体的に不調
父エンドスウィープのスイープトウショウや父キングマンボのアメリカンボス、母父マキャヴェリアンのアサクサデンエン、母父ハンセルのコンゴウリキシオー人気で飛んでいて、過去10年で父・母父共にミスプロ系が馬券に絡んだためしがない。ある程度早いペースから切れる脚を要求されると言う舞台が相性的に合わないレースなんだろう。

