金鯱賞(GII) 京都芝内2000m
登録馬一覧
アクシオン 57.0
アドマイヤメジャー 57.0
アンライバルド 58.0
アーネストリー 58.0
イコピコ 57.0
エーシンジーライン 57.0
オウケンサクラ 55.0
キャプテントゥーレ 58.0
キングトップガン 57.0
サンライズベガ 57.0
シゲルタック 57.0
タニノエポレット 57.0
トップカミング 57.0
ナリタクリスタル 57.0
ニホンピロレガーロ 57.0
ネオヴァンドーム 57.0
ハートビートソング 57.0
フミノイマージン 55.0
ブラストダッシュ 57.0
ホワイトピルグリム 57.0
マイネルアンサー 57.0
マイネルゴルト 57.0
マンハッタンスカイ 57.0
モンテクリスエス 57.0
ルーラーシップ 58.0
ロッカヴェラーノ 52.0
最強世代の4歳馬に古馬が意地を見せることができるか、という構図が続く王道路線。このレースでも例にもれず、強い4歳馬が1頭出てきた。対する古馬は豪華陣営で負けられないメンバー構成。宝塚記念を視野に、激しい前哨戦が繰り広げられそうだ。
中心は最強世代の素質馬ルーラーシップ。果敢に挑戦したドバイシーマクラシックでは道中で先頭に立つという競馬をしながら6着に敗れたのは仕方ない。日経新春杯では後の天皇賞馬ヒルノダムールを2馬身突き放す圧勝劇。素質の高さを示した形となった。1800mの鳴尾記念でもヒルノダムールやシルポートを抑えての勝利。物差しで考えると、GI級の能力を示しているのは間違いない。2000mという舞台も今のある程度前目で競馬ができるルーラーシップにとっては不安要素にならないだろう。高速決着の方がよさそうなタイプでもあるので、今の京都2000mならある程度ペースは上がってくれたほうがいいか。海外遠征明けの初戦であり、体調が焦点となりそうだ。だが、地力を考えればやはり最上位は揺るがないか。
相手筆頭はディフェンディングチャンピオンのアーネストリー。天皇賞秋では少し重い馬場、それにやや消極的な競馬で持ち味を掻き消された形で、3着も少し不満が残る内容だった。1周コースでの安定したスピードと二の脚は現役屈指の馬で、宝塚記念のタフな馬場でかなり厳しい競馬をしての3着、札幌記念でヒルノダムールを相手にしていないように、タフなスピードも本来持ち合わせている馬。昨年同様京都2000mでの金鯱賞だが、軽い馬場でのキレ勝負にも対応できる馬だけに、展開面においてもやはり中心となる馬だろう。秋天以来となる長期休養明けがどう響くか、その辺りが不安要素となりそうだ。
もう一頭、展開面・実力面で中心を担いそうなのがキャプテントゥーレ。中山記念では自らの競馬に持ち込みながらも現役最強のヴィクトワールピサに完敗。それでもリーチザクラウン以下を抑えきったように、やはり力は上。大阪杯では厳しいラップを刻んで自分の競馬に持ち込んだがハイレベル4歳世代の前にあと一歩粘り切れずの悔しい5着となった。それでも、展開面を考えれば強い競馬をしているのも事実で、スピード持続力は現役でも屈指の存在。京都2000mでどういう競馬ができるか。阪神と違って勝負どころに坂があるので、ここで緩めずに自分の持ち味であるスピードを活かすことができるか。キレでは見劣る馬なので、やはり4角までにリードを保っておきたいところ。近走はワンパンチ足りないが、強い4歳相手なので、古豪の中ではやはり最上位の馬。
中京記念で圧倒的なタフさを示したナリタクリスタルも怖い1頭だ。軽いキレやスピードとは無縁の馬で、持続戦でこそ持ち味を活かせる馬。前回はタフな馬場でタフなペースとなったため、しぶとく突き抜けて完勝できた。今回は時計の出やすい京都。それでも時計勝負がどうこうというより、緩むか緩まないか、またどこで競馬をするかで変わってくる馬。この辺は鞍上の判断が重要となってきそう。京都2000だと、序盤のスピードで見劣るので道中緩んでしまうとやはり厳しいだろうから、前が激しくなるようなら警戒したい一頭。ここでの結果いかんにかかわらず、宝塚記念で面白い一頭だと個人的には思います。
2度も続けて人気を裏切り穴をあけた曲者牝馬フミノイマージン。中山牝馬Sではレディアルバローザに完敗も、鋭く伸びて2着。福島牝馬Sでも同様に、後方から上がり最速33.3、1:45.4と好時計での勝利で底を見せていないというのも怖いところ。京都2000mは今までのU字コースとは問われる適性が違ってくるので何とも言えないが、実績自体は1000万勝ちの経験もある。常識的には強敵相手で苦しいのだが、2度もそれをあざ笑っての好走後だけに、取捨が難しい一頭となりそうだ。
3歳勢からは果敢に挑戦、皐月賞6着馬ロッカヴェラーノ。今年のクラシックは混戦で世代レベルに疑問がもたれているが、個人的にはなかなか高い世代だと思っていて、この馬がどの程度好走できるかがある程度の物差しとなりそうだ。小倉2000では末脚持続戦で勝利、すみれSでは逃げて2着以下を寄せ付けない完勝劇。皐月賞では後方からとなったが、伸びはまずまず。自分の競馬がまだつかめないが、適正面は幅広いので、ここでどれだけやれるか試金石の一戦。52kgという条件も不気味だ。
きさらぎ賞以来の勝利を前走きさらぎ賞と同じコースで遂げることができたネオヴァンドームが怖い。オープンの中堅どころを相手に中断からしっかり突き抜けての完勝はやはり魅力的。序盤のスピードでは少し見劣るところがあるので、やはり1周コースとなると、序盤のスピードで不安があるので、やはりレースの運び方がポイントとなりそう。ベストはU字コースの1800mのように思えるので、ここで好走できれば先の選択肢は広がってくるが。
3歳時の有馬記念以来、実に1年半ぶりの出走となる皐月賞馬アンライバルドがようやく復帰。ダービー以降は精彩を欠いた上に屈腱炎で長期休養明け。条件はかなり厳しいが、長い休養を経て苦労してきただけに、まずは無事に走って、できれば今後の目処が立つ走りができれば。
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posted by カタストロフィ at 11:31|
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重賞展望
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